取得が必要な区分はどうやって決めるのか
商標を登録するにあたり、その商標をどんな商品・どんなサービスに(目印として)使用するのかを予め指定しなければなりません。
これを「指定商品」または「指定役務( サービスのことです)」と呼んでいます。
下記は事例となります、同業種でも仕様用途によって選定すべき区分が変わります、あくまでも参考としてご覧ください。
IT企業(サービス)の区分事例
- 第9類(アプリ)
- 第42類(クラウドのソフトウェア)
ファッションブランドの区分事例
- 第9類(アイウェア・時計)
- 第14類(アクセサリ)
- 第18類(かばん・財布)
- 第24類(タオル、ハンカチ)
- 第25類(洋服・ベルト・パンツ・帽子・靴)
- 第35類(ショップ・小売)
医療機関の区分事例
- 第44類(医業)
教育関連企業の区分事例
- 第9類(電子教材)
- 第16類(印刷物)
- 第41類(教育・セミナー)
その他に区分はどのようなものがあるのか
指定商品・指定役務は、以下の45の区分(第1類〜第45類)にわけられています。
最適な区分を弁理士と相談の上決定していただきます。
商標法45区分
分類 | 商品の概要(抜粋) |
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第1類 | 化学品・原料プラスチック等 |
第2類 | 塗料・印刷インキ等 |
第3類 | せっけん類・歯磨き・化粧品・香料類等 |
第4類 | 固形潤滑剤・燃料・工業用油・ろうそく等 |
第5類 | 薬剤・包帯・歯科用材料・防虫紙・乳幼児用粉乳等 |
第6類 | 金属・非鉄金属・金属製の各種製品等 |
第7類 | 各種加工機械器具・その他の機械等 |
第8類 | 各種工具等 |
第9類 | 理化学機械器具・測定機械器具・電気製品・ソフトウェア・眼鏡・レコード・電子出版物等 |
第10類 | 医療用品・マッサージ器等 |
第11類 | 暖冷房装置・業務用加熱調理機械器具・浄水器・照明用器具・ガス湯沸かし器等 |
第12類 | 自動車・二輪自動車・船舶・航空機・鉄道車両等 |
第13類 | 銃砲・火薬・戦車等 |
第14類 | 貴金属・身飾品・宝玉・時計等 |
第15類 | 楽器等 |
第16類 | 事務用品・紙類・文房具類・印刷物・書画・写真等 |
第17類 | 化学繊維・プラスチック基礎製品・ゴム等 |
第18類 | かばん類・傘・つえ・乗馬用具・ペット用被服類等 |
第19類 | 建築材料等 |
第20類 | 家具・寝具・ペット用ベッド等 |
第21類 | 家庭用品・台所用品・食器類・化粧用具等 |
第22類 | 原料繊維・帆・編みひも・テント等 |
第23類 | 糸等 |
第24類 | 織物・布製身の回り品・布団等 |
第25類 | 被服・履物・運動用特殊衣服・運動用特殊靴等 |
第26類 | 針類・裁縫用品・頭飾品・ボタン類・造花等 |
第27類 | 畳類・敷物・人工芝等 |
分類 | 商品の概要(抜粋) |
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第28類 | おもちゃ・人形・遊戯用具・運動用具・釣り具等 |
第29類 | 食肉・肉製品・乳製品・卵・加工水産物・加工野菜・加工果実・健康食品等 |
第30類 | 茶・コーヒー・菓子・パン・調味料・めん・べんとう・米等 |
第31類 | 食用魚介類・海藻類・野菜・果実・花・鳥類及び昆虫類等 |
第32類 | ビール・清涼飲料・果実飲料・乳清飲料等 |
第33類 | 日本酒・洋酒・果実酒・中国酒・薬味酒等 |
第34類 | たばこ・喫煙用具等 |
分類 | 役務(サービス)の概要(抜粋) |
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第35類 | 広告、経営に関する助言、市場調査、職業のあっせん、求人情報の提供、小売又は卸売等 |
第36類 | 金融、保険、不動産取引等 |
第37類 | 建設・設置工事、各種修理・保守、洗濯、清掃等 |
第38類 | 電気通信、放送、プロバイダ等 |
第39類 | 輸送、旅行の手配、ガス・電気・水等の供給、駐車場の管理、自動車の貸与等 |
第40類 | 各種加工、印刷、各種機械の貸与、廃棄物の処理等 |
第41類 | 各種学校・セミナー、イベントの運営、運動・娯楽施設の提供、各種物品の貸与、翻訳、電子出版物の提供等 |
第42類 | 各種設計、各種研究、デザインの考案、電子計算機のプログラムの設計・保守・提供、ウェブサイトの作成・保守等 |
第43類 | 宿泊施設の提供、飲食物の提供、保育所、高齢者用入所施設の提供(介護を除く)等 |
第44類 | 美容、理容、マッサージ、医業、介護等 |
第45類 | ファッション、新聞記事情報の提供、結婚紹介、婚礼、葬儀、法律事務、警備、ベビーシッター、家事の代行等 |